ゲーム史上最も優れた効果音(たぶん

1992年、9月27日に発売されたスーパーファミコン用某ロールプレイングゲーム。発売当時はもちろん、近年もその存在感を発揮している。2004年にPS2で、2008年にはDSのプラットフォームでリメイク作が世に放たれ、不朽の名作として再認識された。ストーリー、BGM、ビジュアル...全てが僕にとって完璧で、非の打ち所がない、非常に思い入れのあるゲームである。僕には歳の5つ離れた兄がいるんだけど、この兄のセーブデータを消してしまってこっぴどく怒られた事も、今となっては良い思い出だ。当時は「あわわわわわわわわうわわわわわてーへんだー」とビビりまくってたんだけどね。

さて、まだ作品名は明かしてないわけなんだけど、超有名シリーズとだけあってお気付きの紳士淑女もいらっしゃるでしょう。「ドラゴンクエスト天空の花嫁」である。恐怖のバッド・グッド・ガイ人形でお馴染みのチャイルドプレイシリーズ4作目「チャッキーの花嫁」とは全く関係がない。このまま「チャッキーの花嫁」の内容に触れて、ハイテンションホラーコメディについての思いをしたためても良いんだけど、今回はゲームカテゴリという事でドラクエⅤの話に戻る。

この記事の題名にもある、SEについて。SEとはサウンド・エフェクト、つまり効果音である。個人的にはBGMよりも重要視している要素なんだけど、このゲームの効果音は僕の中では他のゲームとは一線を画している。例えば移動時の壁などにぶつかった際の(文字に現すのが不可能な)退廃的なあの響き。ダンジョンや町などに入る際の「ガッゴッガッゴッ」。戦闘における物理攻撃の音、装備している武器が剣ならば「スッ」杖ならば「ビチビチッ」この後に鳴る「ザ・ダメージ喰らってますよ」なオーバードライブをちょいと掛けたような「ドンッ」など全てが素晴らしい。

中でもRPG史上最高、いやゲーム史上最高のSEだと言えるのが、ボス戦での与ダメージ時の音だ。通常の敵ならば「ドンッ」と鳴る。まあこの音も最高なんだけど、ボスの場合は一味も二味も万味も億味も違うんです。なんと「ピシーッ!」なのだ。もう一度言おう。「ピシーッ!」なのだ。ダメージなんか喰らってねぇよライクな音、鞭が体を打ったかのような音、爽快痛快で崇高で神懸かった究極の効果音。「唯一神ピシーッ!」なのである。

SFCドラクエⅤを未プレイの方には是非この「ピシーッ!」を堪能して頂きたい。まずはレヌール城に居る最初のボス「おやぶんゴースト」にピシーッ!