本当にあった怖いってほどでもないし、人に話すような事でもないけど暇だからする義村(偽名)の話(一)

「わいどんなんばしよっとね?」 道を歩いていると、目の前の百姓ハウスの庭から鎌を持った爺がヨタヨタとやって来て、ムッとこちらをいくらか警戒するような表情で尋ねた。「義村っての、この辺におらんですか」この一言により鎌爺は、ムッとした表情のまま…

大小便器混在型便所

何度この事について愚痴をこぼしたか分からない。 とあるコンビニの大小便器混在型便所に入り、大をしようと、待てよ、あまり汚い話はしたくないので「大」と表現しているのだが、「大をしようと」。これ、なんて阿呆らしいんだろうか。そこは「大便」とする…

ポエティック下ネタ

肉体労働者の昼休み、暇なので。 思春期の頃の気色の悪い詩的な衝動が、社会に揉まれる事によって徐々に傷付けられ、捻じ曲げられ、形を変えて下ネタと化す。これが、僕にとっての「おっさんになる」という事である。実際に、かつての僕は、うすら寒いポエテ…

鳥のさえずり、小川のせせらぎ

穏やかな自然の音というのは、安らぎを与えてくれる。僕は、海釣りを趣味にしていて、ゴミは当然のこと持ち帰り、後日しっかりと会社のゴミ箱にぶち込むくらいには自然を愛している。だが、この自然音について我慢ならない事がある。施設のトイレのレコーデ…

ハローグッバイ、Kindle

アプリを一つダウンロードした。Kindleである。Kindleとは、Amazon.comが開発・販売する電子書籍リーダー端末、およびそのサービスの総称。(引用 そもそも、このくそ僕がkindleをダウンロードしたのは、デジタル本を買って読もうとしたわけではなく、いくつ…

ゲーム史上最も優れた効果音(たぶん

1992年、9月27日に発売されたスーパーファミコン用某ロールプレイングゲーム。発売当時はもちろん、近年もその存在感を発揮している。2004年にPS2で、2008年にはDSのプラットフォームでリメイク作が世に放たれ、不朽の名作として再認識された。ストーリー、B…

休日の過ごしかた

人それぞれにベストな休日の過ごし方があると思う。友人と喫茶店などに行きファッショナブルな時間を過ごすもよし、家族や恋人と出掛けるのもよし、絵を描くもよし、駐車場に止まっている車のフロントに鎮座しているモフモフを燃やすもよし、エアロパーツ装…

巨頭短脚男の憂鬱

皆それぞれに自分の体の好きな箇所、嫌いな箇所があると存じ上げる。僕には自分の体に気に入らない箇所が二つある。僕の身体的特徴を挙げると、頭が大きく、脚は短い。これが全くもって気に入らない。例えば前者の場合、街中をぼうっと歩いていると地面から…

愛こそすべて

我が子に訳のわからんけったいな名前を付ける事が一部で流行している。もし僕に子供が出来て、翔舞(じゃんぷ)とか羽音帆(ぱねぽ)なんて友達を連れて来たら即刻引っ越し、しかしその先には玖恋夢(くりーむ)、歩夢(ぽえむ)などの夢シリーズが居って再度引っ越…

あの曲のコーラスを録り直せ

僕には非常に苦手な場所が2つあって、それがドンキホーテとヤマダ電機なんだけどまず前者は例のテーマ。あの豪華絢爛キラーチューンの「ボリュームまんてんげきやすじゃんぐるー」の後の悪意に満ちたコーラス「じゃんぐるだあ」でどうしても笑ってしまう。…

蝙蝠男の受難

日頃溜まる鬱憤などを晴らす為、先日友人から譲り受けた米国のコミック英雄「バットマン」の人形(ソフビ。両腕・半身可動)を手に取った。うふふと笑みを浮かべつつ、左腕をあらぬ方向へぐぐぐと曲げ倒したるや否や「ぽんっ」と間抜けな音をもって取り外れた…

市場原理主義vsデブ

さて、でぶ僕は現在進行形でぶくぶくと太っている最中なのだが、その程度は、まごうとなき真のデブが私を見るなり「あなたもなのね。パチリ」とウインクをするまではいかないと自負している(もしそんなデブがいたら頬を気のすむまで引っ叩きたい。パチリパ…

The Who

幼少時代のあなたにとって、ヒーロー(創作物中の)とは誰だっただろうか。ウルトラシリーズか戦隊シリーズか仮面ライダーシリーズか、米国コミックの連中か。これら現在でもフアンが多いものの他にも賃金と休日を貰わねば数えていられない程、様々な特徴を持…

あんた信じ難いよ、ほんま。

疑い癖があって、これは困りごとである。例えば他の人が私に善き事をするならば、取り入って何をするつもりだ、欺瞞だと裁定し、他人など信じられぬのだ。 これは困りごとである。どういう風に困るかというと、外出時に自宅が燃え、大家なり近所の連中が「さ…

怠惰の根底にあるもの

「怠惰の根底にあるもの」なんて仰々しいタイトルが踊っておりますけども、これは所謂、体裁そして見栄と自己顕示欲によるもので、つまり今回は幼少の頃を振り返り現在の私を形成したもの、怠惰の権化の作り方を追ってみようではないかというのもこれまた体…

後退と前進

僕には所謂「B級、チープ、負け犬、ゴミクズ、ショボい」と呼ばれる退廃的なものを好む傾向がある。この文章を捻り出している今もネオアコの大御所Aztec Cameraの2ndアルバム、「knife」に収録されている「backwards and forwards」をリピート中だ。英語は…

犬ちくしょう

「犬ちくしょう 立派な皿で メシを喰う」あほな僕は特に何もする事が無かったので、前述のような川柳を作っては詠んでいた。これを短歌にするならば、「犬ちくしょう 立派な皿で メシを喰う メシを喰う為 メシを喰うとる」ははは。我ながら素晴らしい。活目…